肩の腱板断裂の後遺障害により12級6号を獲得した事案
バイクと左折車の事故
傷病名 : 左肩腱板断裂
アジア総合法律事務所依頼 | |
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獲得額 | 616万円 |
後遺障害等級 | 12級6号 |
616万円獲得
腱板断裂による肩の可動域制限により後遺障害12級6号を獲得し、616万円を獲得
解決のポイント
ご相談の趣旨
ご相談者の方は、60代の女性の方で、バイクで交差点を直進していたところ、交差点を左折をしようとした左折車に衝突されたといういわゆる「巻き込み事故」に遭い、左肩を負傷しました。
病院に行ったところ、左肩の腱板断裂との診断を受け、手術を行いました。
これまで、入院をするような大きな事故に遭ったことがなく、今後の保険会社とどのような話をしてよいか分からなかったため、当事務所にご相談に来られました。
ご相談のポイント
当事務所で相談を行った時点で、腱板断裂があった左肩が健康な右肩に比べて3分の2以下しか挙がらないという後遺症がありました。
肩の可動域制限は、後遺障害等級12級6号に該当する可能性があると判断したため、後遺障害の手続きや今後の流れについて、丁寧に説明をしました。
肩の後遺障害の立証の方針
肩のMRI画像を確認したところ、事故により腱板の「完全断裂」の状態であることが確認されました。
このように肩の可動域制限(3分の2)を裏付ける所見がありましたので、症状固定時期に後遺障害診断書を医師にお願いしました。
また、症状固定時期の理学療法士による可動域の測定に弁護士が立会いを行い、適切な可動域の測定が行われているか確認も行いました
さらに、医師との面談では、肩の医学的所見として、ドロップアームサイン陽性、ベアハグテスト、ベリープレステストの陽性所見があることを確認しました。
このように、12級6号を裏付ける所見が揃いましたので、弁護士が、交通事故の態様から、これらの医学的所見等を整理をして、立証資料と共に後遺障害申請のための申請書を作成し、自賠責に提出しました。
等級認定及び示談交渉の結果
その結果、後遺障害等級12級6号との認定を受けることができました
その後、相手方保険会社との示談交渉を行い、最終的には、自賠責を併せて616万円での解決となりました。
依頼者の方からは、「もし自分一人で手続きをしていたとしたら、ちゃんとした賠償を受けれなかったのではないか」ととても喜んでいただきました。