手の構造
手や指は、叩く(たたく)、擦る(する)、物をつかむ、握る(にぎる)など、たくさんの役割を果たしています。このような役割を果すために、非常に繊細(せんさい)な構造をしています。
手や指には繊細(せんさい)な知覚があり、様々な情報を脳との間でやり取りしています。そのため、交通事故でほんの小さな怪我をした場合でも、日常生活に大きな支障が出ることがあります。
(1)骨の名前
手の骨は、8つの手根骨(しゅこんこつ)、5つの中手骨(ちゅうしゅこつ)、5つの基節骨(きせつこつ)、4つの中節骨(ちゅうせつこつ)、5つの末節骨(まっせつこつ)、合計27本の骨で構成されています。
まず、指先から下に、末節骨(まっせつこつ)、中節骨(ちゅうせつこつ)、基節骨(きせつこつ)、中手骨(ちゅうしゅこつ)があります。
中手骨(ちゅうしゅこつ)の下に位置するのは、手根骨(しゅこんこつ)です。
手根骨(しゅこんこつ)は、8個の骨で構成されています。舟状骨(しゅうじょうこつ)、月状骨(げつじょうこつ)、三角骨(さんかくこつ)、豆状骨(とうじょうこつ)、大菱形骨(だいりょうけいこつ)、小菱形骨(しょうりょうけいこつ)、有頭骨(ゆうとうこつ)、有鉤骨(ゆうこうこつ)です。
(2)三角線維軟骨複合体(さんかくせんいなんこつふくごうたい)
手首には、三角線維軟骨複合体(さんかくせんいなんこつふくごうたい)という組織があります。TFCCとも呼ばれます。
下記のイラストを見てください。オレンジの部分が、三角線維軟骨複合体(さんかくせんいなんこつふくごうたい)です。
三角線維軟骨複合体(さんかくせんいなんこつふくごうたい)は、手首の骨を支え、外側からの衝撃を吸収するという重要な役割を果たしています。
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